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鶏肉のから揚げ

から揚げを化学する!

お弁当の定番と言えば、から揚げです!子どもの好きなおかずの一つですね。最近では、ノンフライで揚げ物が出来るといった調理器具も出てきましたが、そもそも揚げ物メカニズムって知っていますか?
調理のメカニズムが分かると、料理も一段と美味しく作れるようになりますよ!

油を使い揚げ物をしている時、鍋の中ではものすごいスピードで油と水が交代しています。食材や衣の水分が熱い油の中で蒸発し、蒸発した隙間に油が入り込むのです。揚げ物がサクッと出来上がるのも、水分が蒸発しているからこそなんですね。
また、衣をつけて揚げるとき、実は食材自体は揚がっていません。衣で水分と油の入れ替わりが起こっているだけで、食材は高温の蒸されているのと同じなのです!これはびっくりですね!

揚げ物を美味しく作るには、
1.油と水分の入れ替えがうまく出来るように、油の温度を適温にする。
2.衣をしっかりとつける。
3.揚げ油を鍋に十分いれる。

この3つがポイントです!
適温とは、今回の鶏のから揚げなら低温(160 度以下)で、野菜の天ぷらなら高温(200度以上)ですので、揚げ物をするときの食材によって温度を変えていきましょう。

揚げ物は、水分と油の入れ替わりで出来るものなら、ノンフライヤー器具で作る揚げ物は果たして...?
正しい食知識を子どもにも受け継がせたいですね!

材料(2人分)

  • 鶏もも肉6切れ(1つ30gぐらい)
  • 調理酒大さじ3
  • しょうが小さじ1
  • マジックソルト大さじ1
  • 小麦粉大さじ5
  • 片栗粉大さじ3
  • 適量
  • キャベツ1/8個
  • トマト1個
調理酒としょうがを混ぜたものに鶏もも肉を浸して、約15分放置する。
浸した鶏もも肉を取り出し、マジックソルトを揉み込む。
小麦粉と片栗粉を混ぜ合わせ、鶏もも肉にまんべんなくつける。
150度ぐらいに加熱した油に肉を入れて、じっくり揚げる。
中まで火が通ったら、クッキングシートの上で余分な油を吸い取る。
千切りしたキャベツと、くし切りしたトマトと一緒に盛り付けて出来上がり!

生の肉は食中毒の原因になりやすいものです。もし中心まで火が通ってなかったら、レンジで加熱しましょう。

管理栄養士 中島より

鶏肉には他の肉に比べて、皮膚や粘膜の健康に役立つビタミンAが豊富に含まれています。このビタミンAは、油に溶けて吸収されるビタミンなので油との相性がとても良いです。他にも、脂質の消化に働く栄養素なども含まれています。肉といっても、種類や部位によって含まれる栄養素は違います。いろんな種類のお肉を使って、充実した食生活にしましょう!

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