沖縄の野菜と言えば…?

島国日本のさらに海を挟んで南側にある沖縄は、本土にはない『野菜食文化』があると言われています。
沖縄の年間の平均気温は約22度です。年間通して熱い沖縄は、野菜の栽培には不向きな環境と言えます。まして、5月から10月にかけて多くの台風の影響があるため、暑さにも、激しい台風の風や雨にも負けない沖縄ならではの野菜が栽培されるようになってきました。それが、『ゴーヤ(にがうり)』や『ナーベラー(へちま)』です。

ゴーヤの苦みは夏場の食欲増進につながります。また、熱に強いビタミンCとカロテンが豊富なため、疲労回復に効果的であると言われています。さらには、ミネラルも豊富に含まれているため、汗によって失われたミネラルも補給できるという1年通して暑い沖縄ならではの野菜のひとつです。

『良薬は口に苦し』というように、苦いものは身体に良いものが多いです。今年の夏のお子様の目標の一つとして、ゴーヤ料理を食べてみる事に挑戦してみてはいかがでしょうか?

材料 (2人分)

作り方

ゴーヤの下ごしらえ

  1. ゴーヤを縦半分に切って、スプーンで種を取り除く。
  2. タネを取り除いたゴーヤを約5㎜の幅で切っていく。
  3. 切ったゴーヤに塩を約小さじ1/2まぶして、軽く揉み込む。
  4. 5分ほど置いたら、水気を切っておく。

ゴーヤチャンプルー

  1. 豆腐の水切りをして、ざっくりと適当な大きさに切る。(大体4~5㎝ぐらい)
  2. ベーコンは、約1㎝の短冊切りにしておく。
  3. フライパンにサラダ油をひき、温まったら豆腐を加える。焼き目が付いたら、ベーコン、ゴーヤ、醤油を加え、しっかりと火が通るまで炒める。
  4. 最後に塩胡椒加えて味を確認したら、溶き卵を流しいれ、全体に絡めながら炒め、火が通ったら出来上がり!!

ゴーヤの苦みを抑えるには、下ごしらえが大切です!ゴーヤの苦みをもっと無くしたと思うのであれば、塩と同じぐらいの砂糖も加えて揉み込むともっと苦みが薄くなります!ぜひお試しあれ!!

管理栄養士より

苦い食べ物も親が美味しそうに食べているというのは、子供の食習慣を充実したものにするためにとても重要な情報のひとつになります。子供は、「不快な味(苦み)=危険な食べ物」と無意識に感じてしまいます。しかし、親が美味しそうに食べているのを見れば、その料理が苦いものでも『苦くても安全な食べ物』と言った意識づけがされるため、子供も頑張って手を伸ばして食べるようになっていくのです。それが習慣化されていけば、苦くて食べづらかった料理がいつの間にか好きになるという、味覚の変化に繋がります。子供の好き嫌いをなくすには、まずは親からです。お子様に見本を見せられるように自分の食生活も見直してみましょう。

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