なすのラザニア風焼き

「秋なすは嫁に食わすな」は思いやりの言葉?

この時期、たくさん収穫される野菜のひとつが『なす』です。なすの旬は大体6月から9月で、秋に収穫されるなすは皮がやわらかく、身が締まってきます。よく「秋なすは嫁に食わすな」という風に言われていますが、これには、美味しいなすを嫁に食べさせるなんてもったいないとする意地悪な意味と、赤ちゃんを産み、育てるお母さんが茄子の水分により身体を冷やさせないための教訓めいた意味の2つがあります。

なすは90%以上が水分でできていて、この水分は夏の火照った体を冷やすのに効果的だと言われます。今年の夏は例年以上に暑い日が続いています。頻繁に水分補給をしても足りないぐらい水分が奪われてしまっているので、野菜からもどんどん水分の摂取が出来るように調理していきましょう!
しかし、冷房のガンガン効いている部屋の中でなすをたくさん食べてしまうと、身体が冷えすぎて風邪をひいてしまうかもしれませんので食べ過ぎには要注意ですよ。

材料 (2人分)

作り方

  1. なすのへたを切り落とし、横半分に切ってから、縦に薄くスライスする。
  2. フライパンに油を敷き、スライスしたなすを軽く焦げ目がつくまで炒める。
  3. しめじの石づきを切り落として、1つ1つバラバラにしておく。ベーコンは幅1㎝ぐらいの短冊切りにしておく。
  4. ミニトマトは洗って縦半分に切っておく。
  5. なす同様に、フライパンに油を敷き、しめじとベーコンを火が通るまで炒める。
  6. 耐熱皿に、ミートソース、しめじとベーコン、なす、ミニトマト、ミートソース、餃子の皮、ミートソース、チーズの順に入れていく。
  7. オーブントースターで約5分から10分、チーズがこんがり焼けてきたら出来上がり!

なすは、切り口が空気に触れると変色してしまいます。もし切った後、すぐ火を通さない場合は、水に浸しておきましょう。

管理栄養士より

良く間違えられてしまいますが、なすは「淡色野菜」の仲間です。世界一栄養のない野菜と言われているキュウリ同様90%以上は水分で、実はビタミンやミネラル類はあまり含まれていません。しかしなすの綺麗な紫色の皮には、ポリフェノールの一種の「アントシアンニン」が含まれています。このアントシアンニンはがん予防や、動脈硬化、高血圧の予防の効果があるといわれています。中にはなすの皮が苦手という方もいるかもしれませんが、調理する際は出来るだけ皮の残して調理すると良いでしょう。

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